熊野古道 馬越峠(まごせとうげ)

 両親を伴い、バスツアーでの熊野古道初めて歩きである。いちばん人気の馬越峠コースを、3時間かけて歩いた。私一人なら2時間弱だったろうが、休み休みの父を励ましながらである。(2005/4/2)

<コース概略>
鷲毛バス停→(1.5km)→馬越峠→(0.7km)→馬越公園→(1km)→北川橋→(0.8km)→尾鷲駅

峠を越して桜地蔵付近から振り返る。

スタートは42号線脇の鷲毛バス停。残念ながら小雨がぱらつきだした。

檜林の中、石畳の道を上ってゆく。それなりに勾配もある。トレッキングポールは要らないと思う(石の間にはまってかえって邪魔そう)が、父は2本使いで歩いた。雨で濡れた石は滑りやすく、靴だけは吟味しいていった方がよい。。

バス停から少し登るとNo19がある。峠で11くらいだったか。歩いた距離の目安になる。

檜の中に杉も混じる。母は見上げて葉の形が違うから木を見分けられると言うが(左が檜、右が杉の葉)、目の悪い私には判別不能。

峠にあった不思議な材木。油揚げかとろろ昆布で巻いたお寿司みたい。

へこたれたじいさんを、元気な婆さんが引っ張って登る。ま、そんな程度の上り坂だ。

芽吹いたばかりの柔らかい葉。

馬越公園の桜はちらほら咲き。種類はいくつかありそう。

尾鷲の街に出る。山麓には通りに沿って墓地があり、花々でにぎやかだ。

庭に夏みかん(八朔かな?)のなるご家庭も紀州ならでは。

昭和初期の面影を残す民家。

北川橋から歩いてきた方を振り返ると天狗倉山(522m)が見える。古道はピークの左側である。天狗倉山は馬越峠から30分ほどだそうで、絶景が見られるという。