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油日岳(あぶらひだけ)・忍者岳(にんじゃだけ) 【鈴鹿の山】
三重県阿山郡伊賀町
標高693m・720m 標高差384m
登った日 04年1月30日 晴れ  単独行
所要時間 4時間30分(ロスタイム40分程度含む)
アプローチは上柘植ICから余野公園へ。コウゾの新芽には霜が降りている。どんどん進んで、奥余野森林公園駐車場に車を置く。公園といってもまだ新しげなトイレがあるばかり。
余野公園から。左のピークが油日岳。中央のピークが忍者岳、右の遠いピークが三国岳。
ここから歩き始める。油日岳、忍者岳、三国山への距離などが案内されている。15分ほど舗装路を歩く。「野生の動物は静かに観察しよう しか、さる、たぬき、きつね、りす、うさぎ、かじか、もりあおがえる」の看板がある。熊さんはいないのねと少し安心。林道終点には「三馬谷小屋」があり、左手には昇竜の滝がある。帰りに寄ってみよう。10分も登ると二の滝にも行ける。
三馬谷小屋のすぐ右手にある岩に、「←加茂岳・油日岳・忍者岳」とあり、その谷を上がるのが正しい道だったようだが、見落として右の未舗装の林道続きを行ってしまう。ちなみに岩の右側には「三国岳→」と書かれていた。
道は沢沿いに続き、すぐに狭くなって流れのすぐ脇を歩いていく。途中水音が消えて伏流となるが、またすぐに水音がし出す。15分ほど歩くと左から合流する流れがあり、道はそちらの沢に入っていく。流れに沿って歩いていくが、道はどんどん高度を上げ、谷を見下ろす格好となる。写真ではわかりにくいが、急斜面の上である。ここを見下ろした先で道が左に分岐する。黒々と土が掘り返されているので踏み跡に沿ってトラバースしていったが、どこまで行っても様子がおかしい。20分も歩いてからGPSで現在地を確認。実はゾロ峠を目指していたつもりだったので、かなり混乱する。とりあえず分岐まで戻って再び位置確認。ここで初めてどうやら全く違う場所にいることに気づいたのだった。いくら荒れたとしてもこんな道が東海自然歩道であるわけがないと思っていた。しかし大幅に誤っていることにはまだ気づかず、しつこく沢を行き来していた。2度目に戻ったときに「←油日岳」の小さな道標を発見。ガイドブックの油日岳のページを見て、この地図だけでとりあえず行ってみようと決めたのだった。
失敗の分岐から少し沢沿いに行った先で左に分岐して流れから離れていく。5分ほどジグザグに登ったら尾根に出る。かなりの急登で、木の根や木の幹、笹、留まるものがないときには雪に指を立てて、難儀しながら登る。倒木も多く、何度も高く足を持ち上げる。道は怪しいがテープが狭い間隔で巻いてあり、よく見ながら行けば迷うことはない。背後の山が見えるので、どんどん高度が上がる実感があり、つらくはない。流れから離れて1時間で稜線に出た。左へは道がないので右へ行く。なぜだかすでにつぼみを付けた木がある。このあたりが今回でいちばん楽な道である。
稜線に出て5分ほどで忍者岳頂上、通り越すと那須ガ原山との分岐の小ピークに出る。油日岳へは左に下る。ここからはやせ尾根である。写真ではわかりにくいかもしれないが、どちら側へ滑っても大変まずい結果になる箇所がいくつかあった。その代わり、景色はよい。小ピークを2つ越え、40分ほどで油日岳頂上である。
頂上は甲賀の里が見下ろせる広場で、岳大明神が祀られている。三角点は確認できなかった。6年生の卒業記念の札がいくつかあったが、子供たちはどのルートで来るのだろうか。
下りは1時間ちょっとで三馬谷小屋まで下った。
お恥ずかしい話だが、帰ってきてGPSデータをダウンロードして初めて、忍者岳経由で油日岳に至ったことを確認した。
今日学んだこと(前からわかってるけど):現在地確認はこまめにしよう。?と思ったら、大切な人を連れてきていると思うことにしよう。ここで待っててね、ちょっと見てくるからって感じで。
本日の寄り道は大山田温泉さるびの
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