のびねこ山歩記
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御殿山

 頂上の御殿神社手前にいくつか石仏が並ぶ
標高 789m
愛知県北設楽郡東栄町 
登った日 2003年2月28日 晴れ 単独行
所要時間 1時間50分

 「月」という集落から登るのである。頂上には御殿神社(千代姫様)があり、物語がありそうである。
 ガイドブックには引田のバス停にある阿弥陀堂前に駐車可とあるが、ここは町営バスの転回所であって駐車はまずそうだ。そこで中腹の槻(つき)神社まで舗装路を上がり、行き止まりの駐車場に車を置く。まず参拝。芳名帳があり記入する。月の人がほとんどだが、中に名古屋市がちらほら。なぜか皆私と同じ区だ。最後は19日だったから1週間人が来ていないのだろうか。
 神社の左手から歩き始める。木橋を渡るとすぐに直角に曲がる。壊れているが道標がある。この先も分岐がいくつかあるが、すべて道標があるので迷うことはないだろう。怪しいときはしっかり踏まれた道を行けば間違いない。曲がった先はまっすぐに上る道で、左側は石垣になっている。名前の由来である御殿跡だろうか。薄暗い杉の林を抜けると南に尾籠岩山、その向こうに明神山が見える。歩き始めて30分ほどで分岐になる。ここでも右に折れる。
 まもなく尾根に出て、西側に開けた地点に来る。分岐から15分だ。腰掛けるのにちょうど良い切り株があり、日向ぼっこである。この先にすぐに共同アンテナがあり、足元には石仏。そのまま尾根を行った先が頂上である。途中ご神木や籠所がある。最後は石段になる。頂上は神社の裏で、眺望はないが静かな雰囲気である。槻神社からおよそ1時間である。

槻神社。ガイドブックにはトイレと水があると記されているが、なし。駐車5台くらい可能。 木々の間から尾籠岩山と明神山が見える。 西側の眺望。岩古谷山、平山明神山と、向こうに鹿島山、大鈴山か。
ご神木の先の籠所。囲炉裏があり、隅には一升瓶が十数本。みんなで酒盛りするんだろうな。 頂上の御殿神社。かなり質素である。 神社裏手の頂上に三角点と休憩所がある。ここにも焚き火跡と空の一升瓶があった。

山の番地である。「東栄町大字月字御殿壱番の壱、壱番の弐」と書かれている。村の人で山林を共有しているのだろうか。
普段は仕事、時々集まって酒盛り。一升瓶を抱えて登ってくるのだろうか。いやいや背負ってくるんだろう。つまみはどうするのかな。女も混ざっているかしら。


本日のおまけは東栄町の「ポットホール」。とうえい温泉からさらに東進した「煮え渕」である。しかし注意力散漫のためか残念ながら肝心のポットホールを見つけられず、泡立つような勢いの水と、静かな静かな淵の対比に見とれただけであった。「東栄町のホームページ」

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