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伊勢市街や伊勢の海も見渡せる
標高 820m
三重県飯南郡飯南町
登った日 2003年3月8日 晴れ 単独行
所要時間 3時間45分
伊賀の山を歩くつもりだったが、先月と同じパターン。御在所SAあたりから日が照っているのに雨が落ちてきだし、伊賀町では雨。山頂も雨雲に包まれている。しかも雨は雪に変わった。名古屋では大丈夫でも、このあたりは降りやすいようだ。そういえば鈴鹿サーキットでも南コースだけ雨なんてことがあるという。予定を変更して南へ。おかげで家を出てから4時間もかかって歩き出しだ。
国道から入って500mほどの「白猪山登山口」という大きな看板の前に車を置いて出発。谷の集落の中を川に沿って上がる。蔵や鬼瓦のある立派な家が多い。墓も各家の畑の横にあり、いつまでも家族と一緒にいられるという幸せな環境である。舗装路で車も通れるが、私の置いたところからさらに600mくらい奥が限度だろう。歩き出して30分ほどで車止めになる。標高280mとある。舗装路だが道幅は細くガードレールもない。どんどん高度が上がり民家が2軒ある。この2軒が都の集落なのだろうか。
最後の民家のところで道が分岐するが、ここからやっと山道らしくなる。すぐに水場があり、また分岐があるが、すべて道標があり迷うことはない。標高400m、歩き出して40分だ。ここからも高度はどんどん上がり、景色もそれと実感できるので楽しい。が、しばらく杉の植林の中を歩く。風が吹くたびに舞っているのはやはり花粉だろうか。くしゃみに悩まされつつ歩く。
山道になって50分。分岐がある。すぐ右に「石尊大権現」があり、左に台地状の草地がある。三方に見晴らしが利く。私はこの場所がいちばん気に入った。風が強くなかったらもう少し長い間寝そべっていたかった。ここまではジグザグの道だったがこの先は直登である。アキレス腱が思い切り伸びてへこたれそうになるが、20分ほどで、展望台のある広場に着く。地元の人らしき4人組が先客。長く楽しんでいた模様であった。三角点のある山頂はすぐ先。眺望は2方向にあるが、あまり良くはない。よく晴れているがここでも雪が舞いだしたため、下山。下りはあっという間であった。雨と雪に悩まされたお詫びにか、帰路で虹を見た。根元だけの、消えそうなものではあったが。
トイレ情報:国道166号を西へすぐにトイレあり。さらに先に道の駅もあり。あるいは東進してすぐにサークルKあり。
コースは3つ。今回は谷・都登山口から行くことにする。 | 山頂は見えていないかもしれない。段々に作られた田は石垣で囲われている。 | 最後の2軒のうち手前の民家の犬。人間の来るのを待ちわびているのか、大喜びで、帰りも歓迎してくれた。 | ||
山道になってすぐの水場。集落を流れる水も量も豊富で澄んでいる。 | 大権現。「現在会式は毎年4月15日前後の日曜日に盛大に挙行され・・・」と説明書きがある。 | 台地からの西方の眺め。 | ||
展望台のある広場にあった案内板。山の形が皆同じ(富士山がかわいそう!)ため、照合ができない。 | 山頂からの南の眺め。 | 矢下道分岐にあった絡み合った杉。風が吹くとギイーと悲しい音を立てる。 |
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