のびねこ山歩記
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籾糠山(もみぬかやま)【飛騨の山】

岐阜県飛騨市
標高1744.3m(標高差454m)
登った日 08年10月29日 曇りのち雨
在山時間5時間

クラブツーリズム
紅葉に染まるブナ原生林
天生湿原・籾糠山
数年も前から行きたいと思いつつ日帰りはちと厳しいとあきらめていた籾糠山のツアーを見つけたので申し込む。
今回知ったのだが、7月に開通した東海北陸道の飛騨トンネルはこの籾糠山の真下を通っている。籾と糠が積もってできた山という謂われがあるとおり、高い土圧と大量・高圧の湧水に悩まされ9年半を費やした難工事だったそうだ。しかしトンネル貫通により湿原の水が激減したという話もある。白川郷を高速で来させようとするとこんなルートになるんだろうなとは思うが、ほかに選択肢はなかったのだろうか。
とまれ、登山口のある天生峠は高速を下りて30分になった。今年は例年より紅葉が早くてツアーのタイトル通りにはならず、しかも雨・みぞれの中での歩行であったが、それはそれで幻想的な森を見ることができてよかった。

【コースタイム】
駐車場11:00→天生湿原11:30→カラ谷分岐11:50→籾糠分岐13:30→籾糠山山頂13:50→木平分岐14:50→カツラ門15:05→カラ谷分岐15:20→駐車場16:00
←GPSのトラックデータ。ピンクの部分は書き足した。
国道360号線を天生峠へ向かう。紅葉・黄葉が美しい。 天生峠駐車場。トイレを済ませ、準備体操。 湿原へ向かう道。「飛騨・美濃紅葉三十三選の地」だが、ほとんど散ってしまっている。
時々階段はあるが、楽な道。ほんとに籾や糠でできているような、ふかふかの腐葉土の道。 小さい木にはまだ葉っぱが付いている。 歩き始めて20分ほどで雪化粧しかけた立山が見え、ブナが現れる。
峠から30分で天生湿原の入り口に。 湿原の様子。夏に来たらお花畑かしら。 湿原を越えると大きなカツラの木があるカラ谷分岐へ。雨がぱらつき出す。ここで早くも昼食。ただし時間20分。
水芭蕉群生地を過ぎ、ブナ探勝路へ。巨木がたくさん。 籾糠分岐ではブナの剪定作業をする人に出会う。 作業員さんの荷物。何が入っているのかな?
雨が強くなってくる。見上げるとブナの葉っぱはまだたくさん枝にとどまっている。 雨に煙るブナ林。幻想的だ。 急登の前の小休止。ついに山頂が見えてきた。
雨はみぞれに変わる。あと一息! 山頂は狭い。休憩不能。 三角点さん。
山頂からはガスで何も見えない。雲の中。籾糠分岐まで戻り、木平分岐の方へ下る。 頂上から1時間で木平分岐。ここから籾糠山登山道を行く。沢沿いのルートだ。 芹?食べられそう。
沢から見る山腹には多少黄葉が残っている。 カツラの巨木が並ぶカツラ門。 朴の黄葉。茶色い朴葉がたくさん落ちていて、そういえば最近おいしい朴葉味噌を食べていないぞと思う。
再びカラ谷分岐を通り、天生湿原。行きと反対側を歩く。 途中に休憩所への分岐がある。飛騨匠の屋敷跡があり、籾糠山の伝説が説明されている。 休憩所への道にあったツルリンドウの実。
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紅葉さんのアップ。 駐車場に戻ったら、ほかの車はほとんど帰り、私たちのマイクロバスが待っていた。
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