分岐から10分ほどで頂上に出る。笹原の向こうに御嶽山が一望できる。実は今回の登山目的の一つに年賀状用写真の撮影もあったのだが、登山客多数のため先に箱岩山を往復することにする。風はないが、さすがに空気は冷たく、装備を調えて出発する。
頂上一帯は笹に覆われていて、開放的な雰囲気。乗政への分岐を折れて10分ほど登れば箱岩山頂上だ。頂上は広くない。ここからは御嶽山は見えないが、西側に乗政の集落と長い尾根が続いているのが見渡せる。

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岐阜県益田郡下呂町
2005年11月23日 快晴 Sさん、息子と3人で
標高1641m(箱岩山1669m) 
所要時間 5時間(休憩時間約1時間)

白草山には三度目の登山である。山歩きを始めた頃の人にお勧めの山はと尋ねられたら必ずこの山を薦めてきたが、今日も同行者は満足してくれた。頂上付近はさすがに気温が低く手袋が必要なほどだが、南の斜面は風も当たらず、寒い日でも安心して登れそうだ。道標もしっかりしている。
ただ、晴れていても頂上の地面は湿っぽいので、座るにはシート持参が賢明。
←頂上。左の新しいモニュメントは平成13年4月とあった。以前に来たときにはなかったものだ。
以前来たときのページ→白草山

コースタイム
登山口 10:10 15:07
2.2km地点 10:54 14:40
1.7km地点 11:15
水場の上 11:40 14:00
避難小屋分岐 11:55 13:55
白草山頂上 12:10 13:05
箱岩山分岐 12:30 12:55
箱岩山頂上 12:43 12:50

 白草山(しらくさやま)

今日はGPSがさっぱり電波を拾わず。何度か試みたが、衛星が上空にいなかったようだ。
今回は南の斜面を登るコースを取ったが、こちらのルートは我々のみ。他の十くらいのグループはすべて乗政からのルートで来ていた。
【アプローチ】国道257号線(コンビニ、道の駅多数あり)から県道白草山公園線に入り、新しい林道に出会ったら林道御岳御厨野線へ。橋を渡るとすぐに3,4台駐車できるスペースがある。

加子母村は干し柿の季節。最初にお断りするが、今回の画像はカメラ不調のため携帯電話で撮ったもの。

山頂まで3.1kmの標識が登山口である。山腹を行く割にはかなりの急登で、いきなり息が切れる。道標に励まされながら杉林の中をジグザグに登る。

尾根に出ると急に明るくなる。風が吹き付けない、暖かな尾根道である。フリースでは暑いくらいだ。

帰り道で発見したいかにも新しげな4等三角点。下方の木には国土地理院と書かれたらしき旗も掲げられている。そういえば我々の車の隣にいた赤白ポールを積んだライトバン、道路に続いていたいやに新しげな大量の赤(ショッキングピンク)テープ・・・などとこれは関係あるのかしら。→

尾根と感じないような尾根道を1時間ほど歩くと天狗岩に出る。撮影ポイントなしのため見上げた写真(実はあんなに大きな岩なのに、下りでは見逃してしまった)。昔は吸い殻入れでも設置してあったらしくかすれがすれの「喫煙所」看板がある。見晴らしも良くないし、開けた場所でもないのに、なぜここが喫煙場所だったのか謎だ。さらに5分ほど行くと「水100m先」の看板があり、下方に水面が見える。

笹原が現れたらすぐに鞍掛峠からの尾根との分岐に出る。避難小屋とトイレがある。

トイレはうまくやればドアが開く。中はそんなに汚くないし、臭いもない。我々2名も使用(ドアは半開きにしてだが)。これがあったおかげで頂上での酒盛りも安心してできた。

小屋は床が破れているしゴミもあるが、雨風はしのげるだろう。昭和56年の記述のあるノートも壁から下がっているが、直近は2年前のもの。

この写真ではよく見えないが、花なぞが彫られた力作である。箱岩山頂上のものと同一作者だろうか。

再び白草山山頂に戻る。1時を回ったのでさっきよりは減っているがまだ2グループ残っている。待とうとも思ったが雲行きも怪しげなため、撮影会決行。仕事を片付けてSさん持参さんのペットボトル入りワインとチーズで乾杯。山頂での酒盛りはなんと楽しいことか。ただ、これも下山に不安がない山だからできることである。

下山は来た道を引き返すだけだから実に楽だった。ただ、笹の枯れ葉が思いの外邪魔であった。

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