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小平山(こびらやま)【鈴鹿の山】

三重県伊賀市
標高717m 標高差約400m
登った日 07年1月14日 曇のち晴
同行者 norineko 歩行時間4時間10分

(左)帰りの余野公園付近から。氷は見えない。(中)朝は頂上付近が白い(マウスを乗せると拡大)しかも降ってきそうな雲。(右)その少し前、名阪国道伊賀ドライブインから(マウスを乗せると拡大)。

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スタート地点の道標。大海人皇子の逃走路、歴史の道である。

小平山は別名鳥山。鈴鹿山脈最南端で旗山と尾根を分ける。3年前に間違えて油日に登ってしまったときがこの間のように、ほとんど迷わず登山口にたどり着く。
まだ新しげな駐車場に車を置き、東海自然歩道をゾロ峠に向かって歩き出す。沢沿いにゆっくり高度を上げていく。

2つほど沢を渡り杉林を行くと、ブナの平に出、ほどなくゾロ峠(ぞろぞろ峠)に到着。左へ行けば三国岳、右へ行けば小平山である。峠であり鞍部であることが実によくわかる地形だ。

往き 帰り
駐車場 10:40 14:50
ゾロ峠 11:25 14:20
分岐点 12:30 13:20
小平山 12:45 12:55

今回の山行は短いながらなぜか非常に心が洗われたような気がする。なぜか。一つは氷で化粧した木々だが、もう一つは帰り道で気づいた。曲線の木々である。さるすべりのような、すべすべして柔らかな曲線を描くアセビの道。

こんな写真は小平山の草木

ゾロ峠をほんの少し登ったところに不動滝への分岐がある。一時期不通になっていたようだが、今は大丈夫そうだ。滝へ下りて滝から小平山山頂に至るル周遊ルートも考えていたが、やはり尾根を往復することに決める。

細い尾根だが、笹が刈られていて歩きやすい。ただ、風の冷たいこと。アップダウンを繰り返し高度を上げていく。

稜線上の木々。風が吹くたび、羽毛のようになったさらさらの氷が移動する。寒いので立ち止まるわけにいかない。

本日いちばんのヤマ場(全部山だが・・・)。つかまる木もないので即席の杖を拾ってダブルストックとする。あまりに景色がいいので足もすくみがち。高所恐怖症の人にはかなりつらいだろう。この先下って登り返した小ピークが小平山と旗山を分ける分岐点である。

目指すべき小平山山頂は15分とある。東に向かう稜線は、さっきと変わって氷が飛んでこないので、急にお腹が空いてくる。

頂上直下の階段かしらと思うとそうでもなく、ずいぶんたくさん歩く感じ。でも、実際に15分で山頂だ。

山頂は眺望がないばかりか雪で座るところもないが、木にもたれて昼食とする。でも寒くて10分で再び歩きたくなる。少し引き返したところの岩で再度休憩。帰路は来た道を引き返す。

本日大活躍の南海部品製(つまりバイク用)グローブ。夏用だから暖かさは今ひとつだが、薄いのがとてもいい感じ。

帰りに寄ったもくもくファーム駐車場から。