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高鉢山(たかはちやま:香肌富士)
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広い頂上広場。杉に混ざって立派な松の木がある。
コースタイム
駐車地点 11:10 13:30
林道出会い1 11:43 13:12
林道出会い2 11:54 13:08
林道出会い3 11:59 13:05
尾根取り付き 12:12 12:57
頂上 12:29 12:40
三重県飯南郡飯高町
標高788m
標高差約540m
登った日 05年1月17日
単独行
晴れ時々雨・雪のち曇り時々雨
歩行時間 2時間20分
残っていたトラックデータは太い赤線
鈴鹿は厚い雲の中である。南へ下れば天気は晴れとの予報どおり、松阪は晴れていた。ICから国道166号を約1時間、烏岳、白猪山、局ヶ岳の登山口を超えて七日市に至るが、途中で霧雨が降り出す。晴れているが雨だ。最悪あきらめるとしても登山口までは行こうと思う。ガイドブックには神社横の青年会館駐車場に駐車可とあったのでそこで作業をしている人に尋ねると、もっと先まで行ってそこで駐めればよいとのこと。詳細な地図を書いてくださった。が、最初のところで道を誤りぎこぎこスイッチバックすることになる。その後も別の林道に迷い込み、作業中のユンボの人に道を尋ねる。ずいぶん物好きとあきれられながらも、やはり詳細に教えていただいた。天気は相変わらずお天気雨だが、どうってことないという答えだった。一本道だし、鹿はいるけど熊もいない、安全な道だとの太鼓判ももらった。そこで天候に若干の不安は残したままではあるが、歩き始めることにする。
車は林道の竣工碑(別のタイトルだったかもしれない)のあるT字路を案内板の方に進み、舗装が壊れている先にあるT字路手前に置いた。ここから小屋川に沿って進む。
林道が行き止まりになるとすぐに堰堤が現れる。いったん右岸へ渡り、すぐにこの丸木橋を渡って(登って、という感じに斜めにかかっている)左岸へ戻るのだが、たいへんなぐらぐら橋である。木の長さ3,4mだが、なにしろ丸太を結わえていないので、2本の木の間に慎重に足をおいて進むという作戦がとれない。1歩をすでに橋の上に乗せてしまって後戻りもできず、かといってそのまま次の1歩を繰り出すこともできず、四つんばいで行くことに決定。グローブをはめていてよかったが、トレッキングポールが邪魔なこと限りなし。帰りはさすがに勘弁してほしくて別のルートを探した。
堰堤を越えたら右へ斜面を上がるのだが行きでは見落とし、2つ3つ堰堤を越えた先で無理矢理斜面をよじ登ってルートを探すことになった。杉林の中をジグザグに登る。このあたりまで来たら踏み跡は明瞭になった。ほどなく造成中の林道に出る。左にテープを巻いた石があり、登山道はそちらへ続く。10分ほどでまた林道に出会う。路面は大きくひび割れており、車で通行するのは無理なように思われる(というくせに、10代の頃はこんな道をバイクで走るのが好きだったのだからもしかしたら通る車もあるのかも)。
ひび割れ林道をまたいでまっすぐに登山道は続いている。金網やアルミのパイプ(上端に郵便受けみたいな箱が設置されている)が敷設されている。向こうの斜面を見上げれば、頂上のすぐ下の斜面を大きくコンクリートで固めてあるのも見える。3度目に造成中の林道に出る。舗装したばかりのようである。見下ろすと作業小屋もある。麓の町が見える。
今度の林道歩きは長い。案内板がないのでとりあえず高度の上がる方へ林道を歩く。左に巻いて北斜面に出ると急に風が冷たくなった。南は晴れているが北には冷たい霧がある。谷間に虹が架かっている(左写真)。10分ほど林道を歩き、たぶんかつての尾根道と林道との高度差が小さくなったところで尾根に上がる。案内板には頂上まで20分とある。広い尾根を行く。林を抜けると日当たりのよい斜面になるが雪が溶けてぬかるみ状態になっており、歩きにくい(下りでは転んでしまった)。やがて反射板が見えるとその先は頂上広場だ。
頂上広場は公園風で、犬を走らせたいようなところ。座れない東屋で弁当とするが、おしりが冷たいのとどんどん雪が降ってきたので早々に退散。来た道で帰ることにする。
【注意1】林道造成中のため、今後さらに様子が変わることだろう。ガイドブックだけでは心細い。地元の人の情報を得た方が良さそうだ。とはいっても頂上直下まで林道があるので、迷ったとしても心配はないのかもしれない。
【注意2】国道166号で奈良県側に抜けるにはチェーンが必要だった。高見峠にトライしてみたが、三重県側は雪かき直後だったためノーマルタイヤでOKだったが、トンネルの向こう奈良県側の道路は真っ白であった。私の頭も真っ白になってトンネル出口付近でストップ。幸いにも交通量が少なく、トンネルの中をUターンできる場所まで600mバックして首が痛くなった。